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煎茶とうなぎ
煎茶を使用したうなぎ料理と言って思いつくのは「ひつまむし」ではないかと思います。
地方によってはこの料理自体が、それほど有名ではないのかも知れませんが、ひつまむしの紹介をしたいと思います。
まず、ひつまむしには二つの言葉があり、「ひつまぶし」と「ひつまむし」があります。
違いはなく、どちらも同じ意味で、うなぎと煎茶を使用した名古屋の郷土料理です。
言葉の違いは諸説ありますが、発祥となったと言われる名古屋市熱田区の「あつた蓬莱軒」が「ひつまぶし」を1987年に登録商標を取った事により、「ひつまぶし」は「あつた蓬莱軒」のみの言葉となりました。
実は普段使用している「ひつまぶし」という言葉は「ソニーのウォークマン」みたいなものだったのです。
どちらの言葉が主流かは地方によって異なるようです。
食べ方としては、一般的にはご飯の上にうなぎが載ったまま出されます。
これに対し、3種類の食べ方を順番に行います。
まず最初はそのまま茶碗に一杯取り、そのまま食べます。
次に二杯目を取り、わさびや海苔やみつば等の薬味をのせて食べます。
薬味は他に葱などがあり、うなぎに良く合う薬味を載せて変化を楽しみながら食べます。
三杯目に二杯目同様、薬味をのせ、煎茶をかけてお茶漬けとして食べます。
このお茶漬けのみを「ひつまむし」と呼ぶ事も多いです。
お茶漬けにした理由は、時間が経過して質が落ちたうなぎをおいしく食べるために考案されたと言われています。
そして最後は一杯目から三杯目で一番気に入った食べ方で食べます。
このように一食で3種類の楽しみ方を選べるのが「ひつまむし」の特徴です。
発祥は名古屋とも大阪とも言われていますが、現在では煎茶もうなぎも有名な静岡県でも多く広まっているようです。
静岡県の中でも古くから「ひつまむし」をやっているお店としては、静岡市東新田の「かん吉」が有名です。
ひつまむしは郷土料理なのですが、煎茶とうなぎと薬味があればご自宅でも作ることは出来ますので、オリジナルの「ひつまむし」をやってみるのも良いかと思います。
その際は、うなぎは普通に蒲焼をスーパーなどで購入すれば安いと思います。
柔らかく美味しく食べるコツとしては、蒲焼をレンジで温める際に、日本酒をかけて温めると身が非常にふっくらします。
煎茶は一番茶は飲む用にして、二番茶をかけて食べると、飲むお茶も美味しく作れると思います。
もし「ひつまむし」を食べた事が無いのであれば、手軽に3種類の美味しさを味わえるうなぎ料理を一度試してみてはいかがでしょう。