TOP » 煎茶のタンニン
煎茶のタンニン
アミノ酸が多く、タンニンの少ない煎茶「宇治のかぶせ茶」について紹介したいと思います。
煎茶には狭義と広義の二つがあり、狭義とは日光を遮らずに栽培する事を指します。
広義とは茶葉を揉まずに乾燥して粉末にしたてん茶に対して、茶葉をお湯に浸して成分を抽出する「煎じ茶」の事を指します。
かぶせ茶はこの狭義と広義のどちらにも属してなく、玉露に近い製法となります。
「宇治のかぶせ茶」は、京都府宇治田原方面の環境の良いところで念入りに栽培された茶葉を丁寧に摘んで作られたお茶です。
旨み成分であるアミノ酸を多く引き出すために、工夫がされました。
お茶の新芽が伸びる時期、春先の1週間から2週間の間、茶園にワラなどをかぶせる事によって、直射日光を遮って育つ事が出来ます。
こういた方法で作られた煎茶が「宇治のかぶせ茶」となります。
直射日光を遮る事で煎茶は旨み成分のアミノ成分を多く含む事ができ、苦味成分であるタンニンが少なくなります。
これにより、まろやかさと甘みをかね揃えた煎茶に育つ事が出来るのです。
この生成方法は玉露の作り方と酷似しており、玉露の味に近い味わいを楽しむ事が出来ます。
ただ玉露とは異なり、茶樹は煎茶ですのでそれほど高価になる事もなく、お買い得な美味しいお茶になるという事です。
宇治のかぶせ茶は100gで1600円程度で購入する事が出来るので、玉露よりも遥かにお得です。
その上、冷凍保管が出来るので、長期保管も可能なのでとても経済的です。
宇治のかぶせ茶の美味しい淹れ方は煎茶と同様、急須に茶葉を適量入れ、急須から湯呑みにお茶をゆっくりと注ぎ込みます。
茶葉の量は、一人分なら3g、3人分なら8g、五人分なら10gが適量とされています。
また、宇治のかぶせ茶の中でも「芽茶」というものがあります。
これは製茶する時にできる、粒みたいなお茶の事で、茶葉の先端部分の小さな柔らかい葉っぱが「芽茶」となります。
芽茶は30kgの荒茶から1.5kg程度しか取れない貴重な日本茶ですが、宇治のかぶせ茶の芽茶となると味わいの深さも更に増します。
当然、アミノ酸やタンニンの含有量は同じなので、「日本茶の旨み」を堪能する事が出来ます。
タンニンは渋み成分を含んでいるので、少ない事で美味しいお茶になるかも知れませんが、タンニンには病気に立ち向かう色々な栄養が含まれています。
宇治のかぶせ茶は単にタンニンが少ないのではなく、アミノ酸とのバランスが良く、栄養価値の高い煎茶ではないかと思います。