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小川流の煎茶
小川流煎茶といえば、茶道を志している方であれば多くの方がご存知だと思います。
小川流煎茶の起源は今から200位年前の京都の小川可進によって始められ、幕末において京都の公家や文人らに愛用された流派です。
小川可進は、若い頃に医学を道を歩んでいた経緯があり、その医学的観念を用い古くからある日本の喫茶のあり方に、変革を起こしたと言われています。
それは、喫茶に衛生的な面を取り入れたという事なのですが、”四季に合わせてお茶の管理を変えていく”といった今では当たり前の事ですが、当時としては大きな影響を与える考え方を示したのです。
その他にも、日本の茶葉に適した日本的な煎法や、それまでは見られなかった新しい茶器を提案し、煎茶の世界を一新したことでも有名です。
小川可進はその当時さまざま煎茶家が現れ、茶という物を考慮されず場の雰囲気ばかりが考慮されていた事を嘆いていたようです。
「烹(に)るに法あり。式なし。其の式その法中にあり」『喫茶弁』という小川可進の有名な言葉があります。
その言葉の意味は、お茶とは自然の中にある事を踏まえた科学的なものであり、作法などを優先するのではなくまずは煎茶があって、それから作法などが加えられるという意味です。
つまり、お茶が美味しくないのに、作法ばかりを気にしてどうする。
まずお茶を美味しく入れる事を学んでから作法を学べ、という事を伝えたかったのではないでしょうか。
木を見て森を見ず、いつのまにか、手段が目的となってしまい本当の目的からずれてしまいつつあった茶道を、本来の道へ巻き戻す役割を果たした方が始めた流派が小川流ということになるのだと思います。
小川流煎茶が学びたいという方は、京都を中心に全国的に展開していますので、お近くに教室があれば一度見学などをされてみてはいかがでしょうか。
喫茶という文化は元は中国から伝わって来たものですが、それを日本独自の文化を加え茶道という道になったものです。
その日本固有の文化を体験することは大変素晴らしいことではないでしょうか。
小川流煎茶は、日本の喫茶という文化に変革をもたらし、そのスタイルを一新させ現代に至るまで脈々と受け継がれてきた伝統ある流派です。
昨今、茶道を志す方が日本においても大変少なくなってきていると言われていますが、最近では和ブーム、また健康、美容にも大変効果があるお茶が最近では見直されてきています。
もしお茶に少しでも興味があるのであれば、敷居が高いという先入観は捨て気軽に教室をのぞいてみてはいかがでしょうか。