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中級煎茶
煎茶には「上級」「中級」などの言葉がしばしば使用されていますが、どのような階級があって、どのように分けられているのかご存知でしょうか。
まず、この階級には2種類のパターンがあります。
”日本茶としての階級”と”煎茶としての階級”となります。
日本茶としての階級ですが、これは煎茶自体の位置づけを現しています。
日本茶の中では、「高級品」「中級品」「低級品」の3種類に分類され、玉露などを「高級品」、番茶などを「低級品」と位置づけています。
そして煎茶についてはその中でも「狭義」と「広義」の二つの意味があります。
「広義」は近世以降に中国から伝わった、茶葉を挽かずに用いるお茶の事を指し、抹茶などがそれに当たります。
「広義」は若干独立した考え方になるので、中級品などの階級には属しません。
もう一つの「狭義」は一般的な急須で茶葉を挽いて飲むお茶を指し、これを「中級品」として扱われます。
つまり、煎茶は日本茶という大きな括りの中では「中級品の緑茶」という意味になります。
もう一つの「煎茶としての階級」ですが、これは煎茶の銘柄によって摘まれた時期や旨み成分の多さから判断され、「上級茶葉」「中級茶葉」「下級茶葉」といった形で分類されます。
生葉の摘まれた時期が違うことで旨み成分である「テアニン」の含まれる量が異なってきます。
テアニンが多く含まれ、摘まれた時期が早い茶葉を「上級煎茶」と呼び、摘まれた時期が遅くテアニンがカテキンに変化してしまった旨みの少ない茶葉を、「下級煎茶」と呼ばれています。
上級茶葉と下級茶葉の間に位置づけられているのが「中級煎茶」となります。
上級茶葉は茶葉自体が柔らかいので、お茶を淹れる時は若干温度を低めにして飲むと美味しく飲めるとされています。
当然ですが購入価格もそれぞれで、例えば静岡のやぶきた煎茶ギフトの場合、中級が1600円のところ、上級は2400円となっています。
ギフトなどでは出来るだけ上級をと思う方も多いため上級は品切れが多いです。
逆に下級茶葉の販売はあまりされてはいません。
恐らく下級茶葉は栽培されている方の家庭で利用されたり、市場にはあまり出回らないようになっているのではないかと思います。
米でも栽培している農家では新米を食べる事は無く、売れ残った古米しか食べる事が出来ないと聞きます。
これは、お客様には良いものを優先して販売したいという気持ちの表れではないでしょうか。
そんな農家の方の気持ちも汲み取った上で、良い煎茶を購入し美味しくいただきたいものですね。